ネクスコ施工管理業務の各種勉強会を開催
株式会社りょうまは建設コンサルタント業の土木施工管理業務を請負っている元請けコンサル会社です。
中でも、ネクスコ各社(N東日本・N中日本・N西日本)契約の業務には100名を超える土木技術者が従事しています。
その主な特徴として、全ての技術者はプロパー社員であり、他社から技術者を借りること無く、自前の技術者で業務を行って参ります。
もう一つの特徴は、施工管理業務に関して、社員教育に力を入れており、特にネクスコに於いては多種多様(積算・着任・施工管理・管理技術者)の勉強会を開催していますので、ここで紹介いたします。
N講習➀ 「ネクスコ積算勉強会」基礎編&応用編
今年(令和6年度)も、全国各地のネクスコ業務に従事している弊社の技術者(約110名)を東京池袋に集結させ、ネクスコの積算勉強会を開催しました。
NEXCO積算勉強会(基礎編)
実施日:令和6年9月28日(土)10:00~16:30
NEXCO施工管理業務の積算業務経験が浅い技術者に対し、積算に関する基礎技術力向上のための勉強会を下記カリキュラムで行った。
○自分の技術不足部分を知るための自己評価採点
○積算で使う材料費・労務費・機械器具損料費の理解
○代価コードと代価フローの理解
○積算システム入力に必要なパラメータ記入メモの作成
○積算演習問題
・ 代価コードを使用しての一位代価計算書作成
・ パラメータ記入メモ作成
○業務におけるコンプライアンス
NEXCO積算勉強会(応用編)
実施日:令和6年10月12日(土)10:00~16:30
NEXCO施工管理業務にて、工事発注などの積算に関わっている技術者に対し、積算に関する応用技術力向上のための勉強会を下記カリキュラムで行った。
○自分の技術不足部分を知るための自己評価採点
○積算で使う材料費・労務費・機械器具損料費の応用
○割掛・国交省積算基準の利用
○積算演習問題
・ 割掛項目穴埋め問題
・ 代価コードを使用しての一位代価計算書作成
・ 国交省積算基準の一位代価計算書の作成
・ パラメータ記入メモ作成
・ 特記仕様書作成
○業務におけるコンプライアンス
N講習② 現職の管理技術者と副管を対象に「ネクスコ管理技術者講習会」
我々が重きをおいているネクスコの施工管理業務に於いて、一番中心的な立場として「管理技術者」が現地に配属されています。
ネクスコの土木施工管理業務を元請けとして契約している建設コンサルタント企業の多くは、管理技術者の配置計画に於いて、ネクスコ業務の経験年数を重視していますが、配置する管理技術者の能力についてははっきりとした基準が無いように感じています。
株式会社りょうまは「管理技術者講習会」を令和4年度は3回開催し、管理技術者と副管が、ネクスコの施工管理業務を遂行するのに困らないように、しっかりと教育しています。
管理技術者だけでなく、副管に対しても、その内容を理解して貰う事で、チームが纏まって業務を遂行していけます。
その結果、各技術者たちが自分勝手に業務を行ったり、孤立していく事が無くなります。
株式会社りょうまはネクスコの施工管理業務を理解している管理技術者と副管を配属して、ネクスコの施工管理業務に対処して参ります。
N講習③ 毎月の業務進捗を本社に報告する「施工管理業務月次ミーティング」を実施
株式会社りょうまでは、ネクスコ施工管理業務が円滑に遂行できる一環として、「施工管理業務月次ミーティング」を毎月実施しています。
主旨としては、社員全員が協力して日々の業務を本社に報告する事で、現場で間違った判断をする事の無いように、りょうま本社と現場の風通しを良くする事です。
我社では、日常の業務を強制的に「報連相」させています。
社員全員が「報連相」の意味を理解する事で、現場の関係者間に於いても、漏れの無い、丁寧な仕事環境が出来ています。
この「施工管理業務月次ミーティング」では、各技術者が月内で行っている業務の報告などを発表し、各リーダーからの指導も行っています。
この報告書は、りょうま本社に於いても管理され、各業務の問題点や対応策の提案や指導も常に行っています。
N講習④ ネクスコ施工管理業務着任前に行う「ネクスコ新規着任研修」
今年も、約20名超の新たな土木技術者をネクスコの施工管理業務に配置するべく、新規着任研修&コンプライアンス研修を本社で行っています。
特に、初めて高速道路(ネクスコ)で施工管理業務に就く土木技術者が不安な状態で着任しなくて済むように、施工管理・安全管理・ネクスコルール等を着任前に教える研修となっています。
しっかりとした着任前研修を行う事で、新規技術者も安心でき、着任先でもスムーズな技術指導を受けれるようになります。
N講習⑤ ネクスコ施工管理の現地で行う「ネクスコ施工管理実務研修」
株式会社りょうまでは、ネクスコの施工管理業務に於いて、積算方針や施工計画立案などの技術的な業務を教育する為に、本社の指導責任者が現地に出向き、現地状況に沿った実務研修を行います。
新規工事発注に向けて、技術者が担当する業務の進捗状況などを確認しながら、技術者各人に合った技術的な指導を行い、技量向上に向けて研修を行っています。
既発注工事の管理業務では、品質向上に向けた現場管理方法や、現地条件と相違するために発生する工法変更の比較検討案の作成や、新技術・新工法の導入などについての考え方を研修します。
その他、安全管理・工程管理・品質管理について、現場の品質向上に向けた研修を行っています。
N講習⑥ コンプライアンス研修「飲酒運転」「パワハラ・セクハラ」
我社の主たる業務の「工事監督支援業務」に於いては、コンプライアンスの遵守はとても大切で、必要な事です。
我々の仕事では、必ずやらなければならない業務項目と、絶対にやってはならない危険な行為。
代表的な例として「パワハラ・セクハラ」について、実際にあった事例をあげて、皆のコンプライアンス意識を高めていきます。
本人の意としないケースでも、巻き込まれたり、巻き込んだりして、問題となる場合もありました。
「飲酒運転」については、元TOKIOの山口達也さんを講師に招き、彼の実体験から飲酒運転撲滅の講義を行って頂いています。
昨年、弊社所属の技術者が飲酒単独事故を起こしてしまい、ネクスコや取引先に多大な迷惑をかけてしまう事例が発生しました。
山口達也さんの「飲酒運転」についての講義はとても分かり易く好評でした。
株式会社りょうまは、今後も引続き山口達也さんに、当社での講義を行って頂くつもりです。